日本語で『催眠療法』と呼ばれている心理カウンセリング療法の一つです。
日本ではまだまだ認知度の低いものですが、アメリカでは他種カウンセリング同様
医学界からも認められている療法です。
他の一般的なカウンセリングと何が違うのか?
それはリラックスした催眠状態下で行われるという点です。
『催眠』という言葉からTVで観たような操り人形のようになってしまうの?
と心配される方がいらっしゃいますが、答えたくない質問には答えない、と
自分で判断できる状態なので心配はありません。
私達の意識には顕在意識と潜在意識があります。
人間は様々な物事の良し悪しを常に分析・判断し行動しています。
これは顕在意識で行われ、そのデータが潜在意識に記憶されます。
潜在意識はデータベースの為、物事の良し悪しを判断する事は出来ません。
顕在意識3% ・ 潜在意識97%と言われ、潜在意識はしばしば無限大の
データベースと呼ばれています。
ヒプノセラピーは催眠状態になることによって、この無限大の
データベースにアクセスし、通常では思い出すことが出来ない
記憶を呼び起こし行われるカウンセリング療法です。
催眠状態は心理学では変性意識状態と呼ばれ、顕在意識と潜在意識がリンクした状態です。
こういう風に聞くと何か特別なものと思われるかもしれませんが、私達は日常生活において
しばしばこの催眠状態を意識することなく体験しています。
例えば、車の運転中に全く別の事を考えていたのに、運転に必要な情報は無意識の内に
得ており無事目的地に到着した、というのが良い例です。
催眠状態になると心の緊張が解れ、通常よりも自己内面に集中する事ができるので
潜在意識の奥底にある記憶(感情)をより呼び起こし易くなります。
又、不必要な抵抗がなくなる為、肯定的な誘導を受け入れ易くなり、更に必要とする
情報にアクセスし易くなるのです。